時事1

Disrespect invites disrespect, violence incites violence.

 

メリル・ストリープによるゴールデングローブ賞でのスピーチの一節だ。直訳すると、「軽蔑は軽蔑を招き、暴力は暴力を煽る」といったところか。この場でメリル・ストリープの発言を肯定するつもりもなく、トランプの行為に対する是非を述べるつもりもなく、世界中が注目している中で一俳優が自国の大統領を批判したことにただただ感銘を受けたのでブログに残すことにした。アメリカという国の象徴を見たような気がした。

 

ここ日本ではどうだろうか。それを生業としている評論家、コメンテーターはともかく、俳優が授賞式の場でこのようなスピーチができるだろうか。恐らくできないだろう。世論、マスメディア、政界からの圧力を考えると、よっぽどの覚悟が必要だ。というよりも、日本人としてそんなことを言ってはいけないと、何となく文化というかDNAに染み付いているような気がする。いつだか村上春樹エルサレム賞の授賞式でイスラエルを批判していたが、彼のような日本人は稀だろう。

 

さて、公然と批判されたトランプ氏だが、即座に反応して彼女のことを「過大評価された俳優」とツイートした。これも言論の自由ではあるが、批判された内容に一切触れていないところを見ると、返す言葉も無かったということか。