書籍2

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「洒脱自在」 遠山周平

 

お洒落に興味を持ち始めたのは中学2年生の頃。地元の商店街でEDWINのジーンズを母親が買ってくれたのだが、自分に選ばせてくれたことを記憶している。形は覚えていないが、色味は濃淡のないライトブルー。はっきり言って、洋服に合わせにくいし、今なら絶対手に取らないであろうデザインで、事実あまり履かなかったような気もする。ただ、その購入体験がお洒落道への引き金になったことは間違いない。

 

以後、小遣い貯めては隣町のモールに行ったり、先述の商店街に行ったりしていたが、如何せん、田舎すぎるのと、当時はネットもなかったので、雑誌を見て似たような安価な商品を買うことしかできなかった。

 

大学生になって友人に連れて行ってもらった渋谷、代官山は本当に刺激的で、今はなきアクアガールラヴドに入って商品を手に取ったものの、一見さんよろしく値札を見てそっと商品を戻したことなど良い思い出だ。

 

かれこれ洋服を買い続けて30年あまりになるが、その過程において影響を受けた人物が何人かいる。その1人が遠山周平氏。

 

もちろん本人に会ったことはない。今は廃刊になった雑誌チェックメイトの巻末でファッションチェックの審査員を担当しておられ、そのコメント内容にとても共感したことをよく覚えている。その月の大賞を取った方が、確かアンダーカバーとヴァンダライズのTシャツを重ね着していて、見えないところにもこだわりがある点を評価されていた。当時の自分も、インナーにユニクロTなどを合わせるのに抵抗があり、インナー含めてコーディネートと考えていたので、氏の意見に納得したことを記憶している。(ちなみに今は普通にヒートテック着ているが)また、見た目ストリートとは無縁そうな遠山氏が、裏腹にも精通していたことにもいい意味でのギャップを感じ、記憶に刻まれた。それが確か高校か大学くらいの思い出。

 

次に氏に出会うのは社会人になってから。当時よく訪れていたビームスプラスの秋冬カタログで解説をされていた。これが絶妙な語り口で、加えてこの頃のプラスのラインナップがそれはまた絶妙で、これは本当に繰り返し何度も読んだ。毎シーズン作ればいいのにと思うのだが、プラスの店員に聞いたところ、コストが掛かるので止めたらしい。

 

話を戻して本書。そんなによる本書。これは読まずにいられないということで、初めて手にしたのが10年前であったか。むしろお洒落には縁遠い大人向けの本というのが正しいだろうか。長くなったので、中身は次回以降で。