時事20

https://www.google.co.jp/amp/www.sankei.com/politics/amp/180122/plt1801220033-a.html

 

施政方針演説。

 

働き方改革について言っていることに間違いはないし、はびこった慣習を打ち破れるよう是非断行してもらいたいとも思う。しかし、社会政策に留まらず成長戦略でもあるというくだりについては疑問符がつく。

ワークライフバランスを確保して生きがいを感じるようになったら能力が発揮できるとも限らないし、そもそもワークライフバランスを確保する具体的な策もない。

 

働き方改革とは何か?

労働時間の削減&生産性向上のセットで語られることが多いが、自分は営業力の向上も加えるべきだと考えている。もう少し適切に表現すると付加価値の向上。

 

https://bowgl.com/2017/06/23/labor-productivity/

このサイトにもあるように、生産性には2つの考え方があるように思う。一つがよく言われるところの労働力によって生み出されるアウトプットに基づいた生産性。プログラム総ステップ数を人数で割ると算出されるもの。もう一つは、簡単に言ってしまえば稼いだ額を頭数で割ると算出されるもの。ここでは稼いだ額を付加価値と言っている。IT業界の用語で言えば人月単価と言ってもいいかもしれない。

 

つまり、何が言いたいかというと、後者の付加価値を最大化することも考えないといけないということ。日本企業はすぐに値下げに応じて価格競争に陥ってしまうきらいがある。極端な話、本来10人ですべき仕事を、目先の受注にとらわれて値下げ合戦に応じて5人で仕事をしてしまっている状況。もちろん2倍の生産性で10人分の仕事をこなせば問題ないわけだが、そんな簡単な話でもない。自分が身を置くIT業界ではプロジェクト単位で人が集まってくるので、その中には頭数を揃えるためだけに呼んだような海のものとも山のものともわからないような輩がいる中で生産性の見通しが明るくないことは容易に想像がつく。結局のところ、労働時間でカバーするしかなく、これがこの業界の現状だと思う。

 

では、値下げ合戦に応じないとどうなるか。不況期には当然のごとく雇用調整が必要になってくるだろう。ただ、日本企業は雇用確保という社会的役割を担っている面?もあり、簡単にはリストラできない実情がある。なので、どうしても目先の売上を取りに行かざるを得ない。国際的に見て生産性が低いと言われる所以は、これが原因なのではとも思っている。前に米系外国資本の会社にいた時、リーマンショックの際に速やかに人員整理をしていたが、これは日系企業では追い込まれでもしない限りなかなかできるものではない。

 

では、どうすれば付加価値を向上できるか。これについては今のところ解なし。とりあえずは今年度の自分への課題としたい。